現在、私は片道50kmの通勤をしています。
職場は豪雪地帯に指定されている某山中です。
冬場は、穏やかな海沿いの家からスキー場があるような雪山へと毎日通勤しなければいけません。
正直、しんどいです。
しかし、何度も走っていると慣れてくるもので、雪道の走り方も分かってきた気がします。
本記事では、軽自動車での雪道の走り方や対策などをまとめてみました。
軽自動車で雪道に挑もうとされている方は参考にしてみてください。
当方スペック:ミラに5万円台のスタッドレスタイヤ装着
Contents
えげつない雪道にハマった時の話
まず初めに、えげつない雪道にハマった時の話をしておこうと思います。
珍しく平地でも雪が積もっているような日で、職場では60cmくらい積もっていると連絡を受けていました。
その時は、いつもと違う職場(さらに標高が高い僻地)へ向かうことになっていて、6時前に家を出ました。
まず職場から35km地点で渋滞にハマりました。
中途半端な町中は車でごった返して事故も多発します。
早めに家をでても皆早く出ていますし、事故で渋滞していたら結局は動けません。
そこでは1時間以上動くことができませんでした。
その後、片側が山になっている川沿いの道へ進んだのですが。
この道が酷道でした。
山の陰になっているため雪は全く溶けず、中途半端に交通量があるため、雪が踏み固められています。
これは雪道ではありません。氷道です。
道が凸凹しながらカチコチに凍っています。
敷き詰められた石の上を走っているような感じです。常にガタガタと振動が発生します。体が浮くような振動もあります。
車高の低い軽自動車でそんな感じなので、車高の高い車はカオスでしょうね。
ひたすらゆっくり10〜20km/hで滑りながら乗り切りました。
運転していながら乗り物酔いしたのは初めてです。
帰って寝るときにも、目を閉じればあの振動が頭の中に残っているようでした。
ヤバい雪道とは、大きめの石の敷き詰められた河原の上を走るようなものなのだと知りました。
軽自動車で雪道を運転する方法・対策
1. わだちから外れない
基本的にはわだちから外れなければ、雪にハマって動けなくなったり、変な方向に滑らされることもありません。
逆に少しでも轍から外れてしまうと、軽自動車では脱出できなかったりします。
わだちから外れるとガリガリっと振動が発生するので、その度に修正しつつ、わだちから外れないようにします。
雪道運転とは、ひたすらわだちから外れないようにするゲームです。
轍の真ん中の畝の部分に当たってガリガリしてしまうこともありますが、その振動には耐えるしかありません。
その畝の部分も凍っているので、あまり高い畝に突っ込むと車が止まるんじゃないかと心配になることもありますが、道はわだちにしかありません。
2. ひたすらゆっくり運転する
わだちから外れないようにしていても、外れるときは外れます。
もともとスピードは出せないと思いますが、スピードを出していたらどこに滑っていくか分かりません。
私は対向車が来たらひとまず速度を落とすようにしています。
いつどこへ滑るか分かりませんし、対向車もどの方向に進んでくるか分からないからです。
また、坂道は特にゆっくり行きましょう。
凍っていると何もしていなくてもスピードがでる上に、止まりにくいです。
雪山から降りていくような氷道では、ギアを落として10km/h台で運転しています。
後続車は気にせず、軽自動車はゆっくり運転でOKです。
3. 車間を空ける
雪道ではいつもの倍以上の車間距離を保ってください。
道路状況は場所によって異なります。順調に来ていても、少し陰になっているだけでカチコチに凍っていたりします。
その場合、前を走る車が突然スピードを落としてきたりします。
純粋に雨の日以上に制動距離も長くなるので、車間距離は広めに取っておいたほうが無難です。
4. スタックした際に脱出できるようにしておく
何かのきっかけで雪にタイヤがハマってしまった場合、普通車と違ってタイヤの小さな軽自動車では抜け出せなくなる場合があります。
タイヤの周りを掘るスコップや、タイヤにかませるタオルやダンボールなどは積んでおいたら安心です。
最悪の場合はレッカーサービスを使うしかないので、JAFには入っておきましょう。
暖房用にガソリンも満タンにしてから雪道に挑んだほうが無難ですね。
雪道の走り方まとめ
色々と細かいコツはあると思いますが、結局のところゆっくり走るに尽きると思います。
ヤバいと感じたらすぐ止まれるくらいのスピードで走りましょう。
とにかく事故には気を付けて、皆さんの雪道運転が安全に終わることを祈っています。