現在、私は某コンビニを2店舗掛け持ちで働いています。その前には、某コンビニで2年半ほど働き、その前には別のチェーンで短期バイトもしていました。
この経験から、仕事内容が緩い店と厳しい店の見分け方に関する記事を以前書きました。
今回はその記事の補足版、アップデート版ともいえる内容を書きます。
以前書いたものは、コンビニの内部状況についての話でした。面倒な人がいるかどうか、仕事内容が面倒な店舗かなどの見分け方についてです。
しかし、それ以上に重要視すべき本質があります。
それは、お客さんの質と数です。
今働いている店は…
- 仕事内容は緩いけれど、お客さんは多いB店
- 仕事内容は細かくて面倒だけど、お客さんは少ないC店
この場合、楽なのは圧倒的に客が少ない方の店です。仕事が面倒でも、お客さんが来なければ時間があるので、むしろ良い時間つぶしになります。
接客以外の主な仕事は、納品くらいなので、自分のペースですることができて快適です。
結局、コンビニバイトで一番憂鬱な仕事はレジ打ち(接客)なんですよね。
つまり何が言いたいかというと、コンビニで楽に働きたいなら、少しでもレジをしなくてもいいような場所を選ぶことが最重要ポイントだということです。
どのチェーンで働くか、どんな店員がいるところで働くか、仕事内容が少しでも楽な所で働こう、などということよりも。
結局はお客さんによって仕事の苦楽が決まるのがコンビニです。
具体的には、お客さんの質が良く、お客さんの数が少ない立地にある店舗を選ぶことが大事になります。
本記事では…
- お客さんの数が少ない立地
- お客さんの質が良い立地
- オススメの時間帯
などをまとめました。少しでも楽なコンビニで働きたいという人は参考してみてください。
楽なコンビニの見分け方
~時間帯と客足~
客足の少ない立地はどこか?
ひとまず、客足に影響を与える施設をまとめてみます。
- 工場
- 学校 (主に大学)
- 幹線道路、高速道路
- 駅
- 住宅街
- オフィス街
- 集客施設 (観光地、競馬場、大型の公園など)
ひとまず駅近の店は避けるとしましょう。楽に働くとは無縁の世界です。
その他の場所では時間帯によって苦楽に差が出ます。
朝方で暇なのは、開店前の集客施設付近くらいです。朝のピークは7~9時頃と短いですが、朝ご飯を買いに来る人がいるのでどこでも混みます。
この時間にコンビニで働くのは避けた方が楽です。
次のピークはお昼ご飯の時間帯。
工場、学校、オフィス街など昼休憩の時間が決められている所は、一気に人が流れ込むのでしんどいです。その他の場所では比較的ダラダラと人が来ます。
この時間もできれば避けましょう。
夕方以降は、それぞれ工場や学校の終業時間に合わせて人が来るくらいで、ピークの時間はバラバラです。
工場・学校・オフィス街などはピークが過ぎるとほとんど人が来なくなります。来るのは徹夜で作業をする学生か社畜くらいです。
集客施設も、施設の閉館時間後は人がほとんど来なくなります。
楽に働くのにオススメなのは、これらの夕方~夜のピークが終わったころの時間から働きだすことです。
22時以降は深夜料金も加算されるので効率的に働くことができます。
これまで働いてきた3店舗の一日の客足
具体的に、これまで働いてきた店舗の一日の客足をまとめてみます。1店舗は駅下で、楽さとは無縁の店舗だったため省きます。
A店の場合
- 店の前には幹線道路と大学
- だだっ広い駐車場あり
- 周辺には小さな住宅街があるのみ
朝に来るのは主に建設業の方たちです。基本的に弁当と飲み物とたばこの組み合わせが多い。タバコがいちいち面倒ですが、ピークが過ぎると人が一気に消えます。
昼頃には周辺の会社員らしき人達が主なお客さん。これもピークの1時間くらいを乗り切ればあとは暇です。
この後は特にピークもなく、夕方~深夜と流れていきます。
この店舗はとても楽でした。周辺に大きな住宅地やオフィス街が無いこと、幹線道路に面していると言えど町の郊外にあることが功を奏しています。
やっぱり郊外のコンビニは最強に楽です。
B店の場合
- 大きな住宅街に囲まれている (団地あり)
- 競艇場の近く
- 工場街も近くにある
周辺環境から察しがつくと思いますが、ここの店は絶望的にお客さんが多いです。
朝は仕事に向かう住宅街の人々と、工場の人が来ます。昼は工場街の人と、周辺の会社員が来ます。
夕方になると、仕事終わりの工場員が流れ込み、大量の食糧を買い込む主婦たちが現れます。
ここのピークは工場が終わる17時台、住宅街に帰ってきた人々が晩御飯を買う19~21時台です。2波が来るうえに、後半のピークは長めなので、たちが悪いです。
またここら辺は少々柄の悪い地域で、たばこの大量買いが非常に多いのも特徴的です。カートンで買われると、裏に在庫を取りに行く必要があるので面倒です。
住宅街が多いので代行収入の支払いも多く、一気に20枚などと持ってこられるとレジが止まります。期限切れや督促状なども頻繁に見かけるため、お客さんの質が大事だということも実感できます。
客はたくさん来るのに、納品作業は他店舗と同じようにしなければいけないので、いかに大変かということですね。
C店の場合
- 周辺には古い小さな住宅街
- 工場地帯に囲まれている
朝・昼・夕方のピークのお客さんは主に工場員の人たちです。ピークは昼休憩と就業時間の時間に収まるので各1時間程度と短いです。その分密度は高いですが、ピーク後はほぼ人が来なくなるので非常に楽。
ピーク後はレジが一人で足りるので、もう片方の人は裏の在庫の整理をしています。たまにやることが無くなることすらあります。
こんなに楽な内容にも関わらず、時給はB店と同じです。周辺環境で店を選ぶことの重要性が分かります。
コンビニバイトで楽な店はどこか?まとめ
結局、楽なのは客足の少ない場所に建つ店だということです。
その次に重要なのがお客さんの質、働いている従業員の質でしょう。
場所によって、タバコの売れる量、代行収入の多さ、買い込みをする人の数などが変わってきます。
A店ではそんなに食糧を買い込む人を見ませんでしたが、B店では毎日のように食糧を買い込む人が現れます。ひとまず避けるべきは大型の住宅街です。
住宅街の特徴は、ピークが緩くダラダラと人が来ることです。楽に働くならサッとピークを乗り越えて、そのあとダラダラした方が良いので、純粋な工場街・オフィス街・集客施設の近くがオススメな場所です。これらの場所のピークを終えた夜の時間帯なら、楽に働ける可能性が高いでしょう。
手順としては、ひとまずターゲットにするコンビニをいくつか見つけます。その中で周辺環境を考えたり、実際に店舗に行って、客足や働いている店員を観察して、最適な店舗を探しましょう。
同賃金でも、楽に働けるかどうかは事前調査にすべてがかかっています。
いずれにせよ、ほとんどのコンビニで当てはまることは、
「郊外のコンビニで、夜のピークが過ぎた20時くらいから働きだすのが楽」
だということです。
当てはまる店舗が無いか探してみましょう。