そもそも自己肯定感とは、以下のようなものです。
自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉
wikipedia
自分のことが好きだとか、自分には生きる価値があるんだとか、人生は楽しむもんだとか、そういった前向きな思想の類ですね。
私自身、この自己肯定感が1番低かったのは高校時代〜大学1年時でした。
周りより勉強できなかったし、友達はほぼいませんでしたし、バイトすら上手く続かなかったし。
普通に友達がいて、仕事をずっと続けている周りの学生や大人達すげぇなぁと思っていました。
将来、私を雇ってくれる場所なんてあるのかなぁとか。
このまま人生が続いていってなんとなく死ぬのかなぁとか。
一言で言うと、ネガティブ志向だったわけです。自己肯定感なんて皆無ですね。
それが今では、未来は明るいとしか思えないし、全てのことはどうにかなると思っていますし、自分のことも好きだと言えます。
なぜか超ポジティブになりました。
本記事では、私が自己肯定感を上げた方法をまとめてみました。
自己回顧的な内容にはなりますが、自己肯定感を上げて自分に自信をつけたいという人は参考にしてみてください。
Contents
自己肯定感を上げる方法
そもそも自己肯定感が低くなる理由の一番は、周りと比較して自分が劣っていると考えるからです。
周りの人より、勉強できない、仕事できない、年収が低い、友達がいない。
自分の価値を周りとの比較で見出しているわけですね。
でも、その価値を自分の中だけで見出すことができれば、周りと比較する必要はなくなります。
自己肯定感を上げる方法とは、周りとの比較を辞めることです。
しかし、いきなり周りの人との比較を辞めて、価値を自分の中に見出すのは難しいでしょう。
周りとの比較をする必要がないと感じるためには、
- 成功体験の積み重ねで自信をつける
- 広い知見を身につけた気になる
この2つがポイントだと思います。
具体的な例として、私自身の過程を記しましょう。
1つ目は、大学一年の秋に続けられるアルバイトを見つけたことです。
私なんかでもちゃんと働けるんだっていう。
とても小さな自己肯定ですが、これがポジティブへの足がかりになった気がします。
詳細は過去記事にまとめてあります。
2つ目は、中期旅行に出かけたことです。
バイクで西日本一周したり、東南アジアに一ヶ月くらい行ってみたり。
純粋に一人だけで行って帰ってきたという体験が自信にも繋がりましたし、世界のことを浅く知った気になりました。
日本は思ってたより小さいんだなとか、海外旅行は思ってたより簡単だったなとか。
それまで海外旅行なんて、英語をペラペラ話せる雲の上の人達がやるものだと思っていましたが、この体験を通してその人達は地に降りてきました。
3つ目は、一人暮らしを継続したことですね。
ちゃんと一人で生きていけるんだという、小さな自己肯定。
私の場合は、一ヶ月一万円生活的なことをしていたので、金が無くても生きてはいけるということを知りました。
つまり、生きていくことが簡単だと知りました。
金がなくても生きていけるなら、多少失敗しても問題ありません。
底を知っていて、その底でも満足できると知ったから、大抵のことはどうにかなると思えるわけです。
まとめると、
- バイトを通じて楽な仕事もあるんだということを知る
- 旅行を通じて世界の狭さを知り、外国人や英語話せる人がすごいと思わなくなる
- 一人暮らしを通じて生きていくことは簡単だということを知る
他にも、金持ちの醜い一面を見て人は金じゃないなあと思ったり、教師の気持ち悪い一面を見てドン引きしたり、派遣バイトを通じてどんな環境でもプロ意識を持って仕事を頑張る人がいることを知ったり。
色々な人と関わって多様性を受け入れることができるようになりました。
もう他人は他人なんだって。
それくらい皆さんキャラが濃いです。
比較なんてできません。
それによって自分自身のことを、そのままで良いんだと認めることができるようになりました。
こうやって書いてみると、自分磨きで自分自身の価値を上げたというより、社会の生きやすさや他人のレベルなどを知って、周りが勝手に下がってきたというような感じでした。
周りの社会や他人って思ってたほどのもんでもないなっていう。
やはり知らないものはすごいものに見えがちです。
私も色々なことを知った気になっているだけで、薄いごくごく表層のことしか知りません。
それでも少し知っているだけで、それが本当にすごいことなのか素人だましなのか判断できることはたくさんあると思います。
意外と他人ってすごい存在では無いなぁと思えるようになったわけです。
自己肯定感を高める方法まとめ
とにかく、他人から褒められるというような承認欲求を満たすことで、自己の存在意義を認めようとするのは意味がないです。
私の存在意義は、私自身で認めるもの。
そのためには、多様性を受け入れて他人は他人だと思えるようになることが必要でしょう。
多様性を受け入れるには、
- 色々な人と関わる
これしかありません。普通に生きていれば色々な人と関わる機会があると思いますし、私の場合だとネットを通じて色んな人と会いました。
多様な価値観を見せつけられると、自己と他人の境界がハッキリしてきます。
ポジティブになるということに関しては、
- 小さな成功体験の積み重ねで自信をつける
- 自分の満足できる経済水準の底を知る
この2つによってかなり生きやすくなります。
他人との比較を辞めれば、本当に自分のやりたいことが見えてきて、それが生きる意味になり。
上記のプロセスを通してポジティブになれば、大抵のことはどうにかなると思えるようになります。
もちろん、周りの環境によって自分自身の人生を卑下している場合には、これらは当てはめられないかもしれません。
ですが、人生や運命というものを嘆くほどでない限り、自己肯定感は自分自身の行動で上げられるはずです。
▼参考
友達が少ないという劣等については、そのうち孤独にも慣れるという一言に落ち着きます。