筆者は大学4年間を一人暮らしで過ごし、社会人になった現在、2度目の一人暮らしを送っています。
大学時代の一人暮らしでは堕落した生活を送っていました。
家の中で虫が湧いたり、冷蔵庫の上にカビが生えたり、異臭がすると思ったらゴミ袋から魚の血が漏れて血溜まりができていたり、すれ違いざまに犬小屋の匂いがすると言われたこともありました。
一方、現在の一人暮らしは順調そのもの。
間違いなく学生時代よりもいそがしくなった現在の暮らしにおいて、清潔さを保てているのは過去の暮らしから学んだことを活かしているからです。
また、自炊については大学4年間も現在も継続しています。
本記事では、一人暮らしのめんどくさい家事を少しでも楽にするコツを、失敗談を交えながらまとめました。
家事できない、疲れた、やりたくない。このままじゃ堕落する一方だという人は参考にしてみてください。
Contents
一人暮らしのめんどくさい家事を楽にするコツ・ライフハックまとめ
1. 掃除グッズは要所に常備する
大学時代の私は、掃除を1ヶ月に一回程度しかしていませんでした。
その結果、冷蔵庫の上と電子レンジの周りは黒いカビに包まれ、リサイクルショップにも出せない有様になりました。
キッチンは油まみれ、水道周りは水アカまみれ。
このような状態にならないためには、掃除グッズを要所に常備して、こまめに掃除するしかありません。
大学時代の私は、除菌クリーナーやキッチンペーパーを買う費用をケチりました。
しかし、それらが無ければタオルやティッシュを使うことになります。ティッシュは無力です。タオルは洗うのが面倒です。
結果、掃除しなくなります。
ペーパー系は、キッチンや電子レンジの上に常備しておけば、使いたいときにすぐ使えますし、使い捨てなのでタオルや雑巾のように洗う手間はありません。それだけで手が伸びやすくなります。
コツは料理した度にサッと拭き取っておくことです。放置の蓄積がやる気を奪います。
風呂や手洗い場にはスポンジを常備しましょう。寒い時期はスポンジを触るのが嫌になるので、柄付きのスポンジがオススメです。
2. 調味料は口を閉じて、袋にいれて保存
私は砂糖・塩・小麦粉・味噌などをいちいち別の容器に移しません。めんどくさいからです。
以前は袋の一部を切って、そのまま放置していました。その結果、湿気を吸って塩は固まり、使う度にこぼれて床に散乱しました。
以前のキッチンの床上のゴミは、塩と砂糖と小麦粉と玉ねぎの皮が大部分を占めていたと思います。味噌も袋からはみ出した部分を冷蔵庫の内壁に塗っていました。
しかし、今回の暮らしでは切り口をクリップで止め、それぞれの調味料は袋に入れて保存しています。
その結果、湿気を吸うことはなくなり、こぼれる量も減りました。もちろん取り出す際にこぼれはしますが、それは外側の袋に入るだけです。
いちいち容器に移し替えるのが面倒な人に、食品クリップはオススメです。
3. 皿は使わない
自炊が続いている理由の1つに、洗い物が無いということがあります。
今の暮らしでは訪問者もいないので皿はありません。ボウルとタッパーで暮らしています。
それらも毎日使うので、食べカスが腐りうる夏場以外は使いまわしです。
毎日洗わなくてもお腹は壊しません。
4. 包丁も使わない
包丁を使うとまな板も使う必要があります。つまり洗い物が増えます。面倒です。
キッチンが狭ければ、まな板を使わなければいけないというだけでやる気が削がれます。
そこで便利なのがナイフです。
ボウルやフライパンの上で食材を削れば、洗い物はナイフのみ。包丁でも削れますが、ナイフの方が削りやすいです。
100均の折りたたみナイフで十分に切れます。3年間使って、失くさなければ現在も使っていたと思います。オススメです。
5. 食事は基本一食一品
自炊が続いている理由の2つ目に、複数の品を作らないということがあります。
基本的には、チャーハンと味噌スープパスタが主食です。
炭水化物、野菜、タンパク質のすべてを一品に混ぜ込みます。一品だからこそ、上記のように洗い物が減るわけです。
栄養バランスさえ意識してとれていれば、自炊は頑張らなくて大丈夫。
自炊の料理は暮らし、ちょっと頑張る料理は趣味です。分けて考えましょう。やりたくもない趣味を暮らしに取り込む必要はありません。
6. 電子レンジは神
電子レンジがあれば、私の主食であるチャーハンと味噌スープパスタが作れてしまいます。
電子レンジの素晴らしい点をまとめると、
- 熱湯を得られる
- パスタを茹でられる
- 多数の時短レシピを使える
- 水を使わずに蒸せる(茹で汁から栄養流出阻止)
- 油を使わずに加熱できる(ヘルシー・節約)
ボウルに材料ぶちこんで放置すれば食べ物が得られる手軽さ。忙しい日々には必要な要素です。
7. ハンガーは使わなくても大丈夫
私にとってハンガーにものをかけるのは面倒な作業です。
以前は部屋の中にロープを張って、そこに直接服をかけていましたが、それでは乾きにくい時期もありました。
そこで便利なのが、洗濯ばさみがたくさん付いた物干し。
かけなくて良い、挟むだけ。この違いが気持ちを少し楽にしてくれます。
靴下は軽く揃えて床に放置で大丈夫です。靴下にシワなどという概念はありません。じゅうぶん乾きます。
※追記
最近になって、靴下は干網の中に干すようになりました。いちいち洗濯ばさみで挟む必要もないので楽です。
片方が行方不明になる事件も起こりません。
8. 珪藻土歯ブラシスタンドは便利
以前は陶器の歯ブラシスタンドを使っていましたが、最終的には裏がカビて真っ黒になりました。
珪藻土のものはすぐに乾くのでカビにくくてオススメです。
ニトリや無印では数百円で売っていますが、普通にダイソーで同クオリティのものが売っています。
9. 台所の足元にはゴミ袋を置く
燃えないゴミの内訳のほとんどを占めるのは、食品包装容器です。
卵パック、豆腐・納豆のパック、調味料系の容器・袋…。
それらのゴミが発生するのは台所ですね。
これまでは、部屋に燃えるゴミ袋と燃えないゴミ袋を置いていただけでしたが、それではゴミを持っていかなければいけないので面倒です。
結果、床にゴミが散乱することになりました。
ゴミが発生しやすい場所にゴミ袋を設置するだけで、ゴミの散乱をかなり防げます。
10. ホーローの鍋は買わない方が良い
特に意識せずにホーローの鍋を買ってしまったのですが、食材が焦げてくっ付きやすく、やや不便に感じます。
最終的には焦げた部分からひび割れて、塗装の破片が剥がれ落ちるようになって捨てました。
ホーローの製品は見た目がオシャレですが、機能面を考えると使うメリットはありません。
面倒な一人暮らしの家事を乗り切るコツまとめ
掃除でも自炊でもクオリティを求めないことが、ズボラなタイプの人には重要です。
最低限でも生きてはいけるので、たまに料理を頑張ってみたり、大掃除をしてみるだけで素晴らしいです。
放置の蓄積がやる気を奪います。とにかく少しでもいい、質も低くて良いので、やることを放置しないということが一人暮らしの家事を乗り切るコツでしょう。
また、堕落する前に便利グッズに頼ることも大事です。電子レンジや掃除機以外、ボウル・ナイフ・キッチンクリーナー・食品クリップなどは100均で買えます。十分に投資する価値はあるでしょう。
本記事は、次に引っ越して3度目の一人暮らしを始める際の自分への備忘録でもありますので、今回の暮らしから学んだことも随時更新していこうと思います。