家の近くの小川沿いにポコポコと生えてきた雑草。
カラムシ。
この量だと夏には一面がカラムシに覆われそうです。
もともと繊維を取るために使われていたそうで、いかにも繊維質な葉脈感が見て取れます。
繊維質過ぎて食えなさそうな気もしますが、時期は3月。
まだ柔らかい新芽のうちなら食えるのではないか?
一般的には山菜などで食用にもされていませんが、サッと調べた感じだと毒は無さそうです。
ということで、ひとまず食ってみました。
カラムシを食べる
地面から出てきて30cmにも満たないようなものをてきとうに摘んできました。
葉っぱはゴワゴワですが、茎の方はポキっと折れて断面もみずみずしい感じ。
これは食えるかもしれない。
1. 生でそのまま
ひとまずよく洗ってから生で食ってみました。
皮は固いので剥いてからかじってみましたが、少し青臭みの強いキュウリのような味。不味くはない。
食感もキュウリみたいにシャキシャキしていて悪くない。
香りは、虫除けスプレーのような爽やか系のケミカル臭が若干しますが、ほぼ気になりません。
2. 茹でて食べてみる
軽く茹でて食べてみます。
色水を作っているみたいに緑色が流出します。
まず食感がゴワゴワです。繊維質過ぎて非常に食べづらい。
味もほぼ無いような感じなので、葉っぱは食うもんじゃないですね。
茎の方は、ひとまず太いものを皮を向いて食べてみます。
食感も味もアスパラのような感じで、普通に美味しいです。シャキシャキしていてみずみずしい。
皮を向くのが面倒だったので、細いものはそのまま食ってみましたが、そんなに皮のごわつきは気にならずに食べられました。
茎は食用できると言えるでしょう。
【苧麻を食べる】まとめ
葉っぱは繊維質過ぎて食べにくいですが、茎は普通にアスパラみたいな味で食べることができました。
葉っぱ取って、皮向いてという処理が面倒なので頻繁に食べようとは思えませんが。
食べるものがなくなった非常事態には、ひとまず食っていいかなという感じです。
もう少し太くなったものの若い茎なら、まだ食べがいがあるかもしれませんね。
まとめると、カラムシは食おうと思えば、茎に限って食える野草でしたとさ。