節約

みかんの皮は食べて活用すべし!漢方にも使われるその効能とは?

みかんを食べたあとの皮はどうしていますか?

たいていの人は捨てるはずです。私もいままでは捨ててきたのですが、貧乏人の私からすると、やっぱりもったいない気がしたんですよね。

そんな中で何か活用方法がないかを考えていた時に思い出したのが「陳皮(ちんぴ)」でした。陳皮とは、ミカンなどの柑橘類の皮を乾燥させたもので、七味とうがらしなどに入っていることが多いです。七味の中にふわっと香る爽やかな芳香を加えてくれます。

これにすれば使える機会も多いし、たくさんあっても無理なく消費できそうですね。早速みかんの皮を乾燥させて、作ってみたのですが、結論から言うとこれはかなり使えました

乾燥させるだけで簡単に作れますし、調べてみると期待できそうな効能もあったので、ミカンの皮の消費方法としては「陳皮」を作るのがおススメです。今回はその作り方と効能を紹介します。

みかんの皮の活用方法を探している方は参考にしてみてください。

 

みかんの皮の食べ方

 

1. みかんの皮を干す

水でよく洗って、キッチンペーパーやタオルで水気をふき取ります。

その後、新聞紙やビニール袋の上にばらまいて、風通しの良いところで干しましょう。中途半端に湿ったところで干したり、皮自体に水がついていたりするとカビが生えるので注意してください。

私の場合は気づいたらカラッカラに乾燥していましたが、風通しの良い場所なら数日あれば水分が抜けた状態になります。

※残留農薬の心配があるので、外国産のレモン・オレンジ・グレープフルーツの皮は使わないほうが無難です。海外から長距離輸送するとどうしても、防カビ剤などを使用しなければいけなくなるんですよね。

国産のものでも農薬が気になる場合は、真水に数時間さらすか、40度程度のお湯に3分ほど漬け込んでから使用してください。

 

2. みかんの皮を刻む

みかんの皮の水分が抜けきったら、はさみでお好みのサイズに細かく刻みます。私の場合は細かくするのが面倒だったので、マーマレードジャムのオレンジの皮くらいの大きさにしました。

その場その場で切るのが面倒なら、いっぺんに刻んでしまって、ジップロックや調味料入れに入れておくと使いやすいです。その場合は乾燥剤を入れておきましょう。

今回はホットケーキ(別名:いん石)に加えてみました。

パンやホットケーキ以外にも、うどんやラーメンなどの麺類に添えてもいいですし、みそ汁に加えてみても美味しかったです。お店のラーメンやうどんにゆずの皮が乗っている時がありますけど、あんなイメージですね。

ちょっとオレンジ色を加えるだけで、見た目もおしゃれになって良い感じです。

 

3. 完成

みかんの皮入りホットケーキ(いん石)の完成形がこちらです。写真だと分かりにくいですが、みかん1つ分の皮が入っていますよ。

食べてみると、みかん独特の爽やかな芳香が香ります。切っている時からいい香りがふわふわと漂っていました。

ほんのりと感じられる苦みも、味のアクセントになっていますね。確実にいつものホットケーキよりも一つ格が上がった気がします。

食感はマーマーレードジャムに入っているオレンジの皮という感じで、特に気になりませんでした。

 

みかんの皮の効能

みかんの皮を干したものは「陳皮」と呼ばれ、中国では古くから風邪薬や胃薬などの漢方薬として用いられてきました。その期待できる効能を見ていきましょう。

 

リラックス効果

柑橘類全般の皮にはりモネンという香り成分が含まれています。

リモネンが体内に入ると脳内にα波が現れ、リラックス効果が得られるそうです。確かにみかんやゆずなどの香りを嗅ぐとさっぱりした気分になりますよね。

ゆっくりくつろげるお風呂とみかんの組み合わせは、まさに最強だと言うことです。

 

血流促進

ヘスペリジンという成分が、血管を広げて、血流をよくする効能を持ちます。

足先などの末梢の体温を維持する効果も持つので、冷え性の改善などに役立ちますね。

 

胃腸を整える

胃腸の調子を整えて、消化不良や下痢などの不調を抑制する効果が期待できます。

胃酸の分泌を促進させ、胃から腸への排出を早めたり、腸の動きを活発にする効果も持ちます。それらの効果を持つことから、漢方の胃薬の多くには陳皮が使用されています。

 

風邪の症状を抑える

陳皮は咳や淡、のどの痛みを鎮める作用も持ちます。冬場は風邪をひきやすいとともに、みかんの消費量も多くなるのでちょうどいいです。

 

結論:みかんの皮は食べよう。

これまでは捨てていたみかんの皮ですが、実は様々な効能を持った食材だったんですね。

陳皮にするなら、洗って干すだけで手軽に作れますし、用途もたくさんあるので、無理なく消費することができます。

何より、意外とその苦みと爽やかな芳香がくせになるので、味の面でもプラスです。少なくとも、ゆずの皮入りの七味唐辛子にはまったことがある筆者は気に入りました。

みかんの皮の活用方法を模索中の方は是非参考にしてみてくださいね。
以上、みかんの皮の食べ方まとめでした!